曲げ半径の早見表:最小半径と、出発点にするK係数
あらゆる折り曲げは二つの数字で決まります — 材料が割れずに取れる最小の内側半径と、立体部品を平らな展開図に戻すK係数。出発点にする標準値と、あなたの仕事で正確な値を出し切る方法。

二つの数字が曲げを決める
あらゆる折り曲げは二つの問いに帰着します。曲げの外側が割れる前に、内側半径はどこまできつくできるか? そして金属が伸びも縮みもしない場所 — 中立軸 — はどこか、平らな展開図の長さを割り出せるように? 一つ目が最小曲げ半径、二つ目がK係数。両方を正しく取れば、部品は一度で寸法どおりに折れます。
最小内側半径
きつく曲げるほど外側の繊維が伸び — 材料が許す限界を超えれば曲げは割れます。90°の冷間エアベンドを、目に直交して曲げる場合の安全な出発点として:
| 材料 | 最小内側半径 | 備考 |
|---|---|---|
| 軟鋼(CR) | ≈ 1.0 × t | 軟らかければ ~0.5 × t まで |
| ステンレス 304 / 316 | ≈ 1.0 × t | スプリングバックが大きい — N-06 参照 |
| アルミ 5052 | ≈ 1.0 × t | 比較的おおらか |
| アルミ 6061-T6 | ≈ 2〜3 × t | 割れやすい。きつくするなら焼鈍 |
私たちが切る全材料で安全な既定値は、板厚に等しい内側半径(r = t) — 部品で一つの半径を使い回せば一度で仕立てます。
K係数とは何か
金属が曲がると内側は潰れ外側は伸び、その間のどこかにどちらでもない層があります — 中立軸。K係数とは、その層が内側の面からどれだけ離れて位置するかを、板厚に対する割合で表したもの(だから 0 〜 0.5 の間)。工場の秘密ではありません — 半径と板厚の比、そしてどれだけ強く成形するかで決まります:
| R / t | エアベンド k | 方式 | 典型的な k |
|---|---|---|---|
| < 1 | ≈ 0.33 | エアベンド | 0.33 〜 0.45 |
| 1 〜 3 | ≈ 0.40 | ボトミング | ≈ 0.42 |
| > 3 | ≈ 0.45 〜 0.50 | コイニング | ≈ 0.50 |
きつい曲げは中立軸を内側へ押し(k は低く)、大きな半径と強い成形は中央へ押します(k は高く)。
平らな長さに直す
半径とK係数があれば、平らな展開の寸法が出せます。曲げを包む円弧 — 曲げ代 — は:BA = (π/180) × 角度 × (R + K·t)。直線の脚を曲げ代に足せば、切るべき展開長になります。
本から、あなたの現場へ
これらは出発点にする標準値 — どの板金ハンドブックにもある数字です。曲げが実際に着地する正確なk は、仕立てる Vダイと金属のロットにもよるので、展開長が合っていなければならない仕事では、実際の型でテストクーポンを曲げ、測り、それに合わせて K係数を較正します。それが早見表と「合う部品」の違いです。表は近くまで連れて行き、試し曲げが最後まで連れて行きます。
- 01 材料と板厚 最小半径と、出発点の k を決めます。
- 02 希望の内側半径 あるいは、綺麗に仕立てられる半径をこちらで選びます(r = t が安全)。
- 03 展開長がクリティカルか否か そうなら、ロットを流す前に試し曲げして較正します。
あなたの部品の正確な数字が必要? 材料と板厚をお送りください — 半径を決め、テストクーポンでK係数を較正し、仕様どおりに折れる展開図をお返しします。