錆びさせない鋼材を、 適した皮膜で。
屋外で使うものには溶融亜鉛めっき、屋内部品には電気亜鉛めっき。切断・曲げ・溶接した部品はそのままめっき工場へ回すので、二社目を探す手間なく仕上がった状態で受け取れます。
めっき工程は当社が手配し、仕上がり品でお渡しします
めっき自体は認定協力工場が行います。溶融亜鉛の浴槽と専用の排水処理が必要な工程で、板金工場内に置くものではありません。発注、往復の輸送、入荷時の膜厚検査、ロット全体の保証は当社が担当します。お客様の窓口は一つ、納品も一度きりです。
- 発注とめっき工場との折衝
- 往復の輸送
- 入荷時の膜厚測定
- ロット全体の保証
溶融亜鉛か、電気亜鉛か
同じ亜鉛でも膜厚・寿命・外観がまったく違います。選択を誤ると過剰な費用になるか、雨季を一度越えただけで錆びます。お客様にご案内している基準です。
必要な膜厚
膜厚は自由に選べるものではありません。溶融亜鉛では素地の板厚に応じて亜鉛が厚く付きます。入荷検査で確認している数値です。
溶融亜鉛めっき
皮膜は素地の板厚とともに厚くなり、任意に指定はできません。遠心分離する小物(ボルト・ねじ類)はこの表より薄くなります。
電気亜鉛めっき
部品を使う場所に応じて膜厚を選び、クロメート処理層が色と白錆耐性を決めます。
- 光沢・青 — 見栄えが必要な屋内部品
- 黄色有色 — 白錆耐性が高い
- 黒 — 低反射の暗い表面が必要な場合
めっきできる設計にする
浴槽から健全に出てくるか不良になるかを決める4点です。切断前に確認しますので、図面は早めにお送りください。
中空部には抜き穴を
パイプや密閉箱には、亜鉛が出入りし蒸気が抜ける穴が必須です。穴がないと内部の水分が450 °Cで一気に蒸発し、浴槽内で破裂する恐れがあります。安全上の規則であり、工場は受け入れを断ります。穴は対角に、できるだけ端部近くに設けてください。
薄板は反る
3 mm未満、とくに薄板と厚板が同一部品に混在する場合、浴槽の熱で形状が崩れます。対称に設計する、リブで補強する、あるいは平面度が必要なら電気亜鉛めっきと塗装に切り替えてください。
ねじは事前に計画する
45〜85 µmの溶融亜鉛皮膜はねじを埋めます。めっき後にタップを立て直すか、規格に従って大きめに加工するか、浸漬前にマスキングします。費用に含めるため事前にお知らせください。めっき後に判明すると二度手間になります。
高硬度鋼と水素脆化
高強度鋼や焼入れ部品は電気めっき中に水素を吸収し、組立後数週間経ってから割れることがあります。対策はめっき直後、できるだけ早いベーキングです。熱処理済みの部品はお知らせください。
部品はどこで作られるか
図面をお送りください。めっき工程を確認します
屋内用か屋外用か、ねじの有無、熱処理の有無をお知らせください。適しためっきをご提案し、抜き穴を図面に反映し、加工とめっきをまとめて見積もります。